今の職場が合わず転職しようと考えていても、転職した後も同じような状況や環境だったりしたらどうしよう、なんて考えると不安ですよね。
私自身、20代の時に2回転職をした経験がありますが、割と満足のいく転職が出来たと思っています。
この記事では、転職で後悔しやすい理由や後悔しやすい人の特徴、そして、後悔しない転職をする方法についてまとめましたので、良かったら参考にしてみてください。
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よくある転職を後悔する理由と理由別対策
これから転職をしようと思ったとき、今いる職場より待遇や人間関係が悪くなって後悔してしまったらどうしようと不安に思う人もいらっしゃると思います。
ここでは事前に転職を後悔しそうな理由について知っておきましょう。
理由①業務内容が思っていたものと違い合わない
業務内容は、求人情報に記載されていますので、その内容を読んで応募を決めることも多いのではないでしょうか?
しかし、細かい部分までは説明されていませんので、実際に働き始めるまでは分からないことも多いと思います。
働いてみたら、思っていたよりも電話対応の割合が高く、自分には合わない仕事だったというケースもあるかもしれません。
この場合は、完全に対策するのは難しそうですが、今はネットもありますので、事前に口コミなどを見ておくことである程度の事前情報は得られますので参考にしましょう。
理由②待遇・給与面が聞いていた内容と違う
提示されていた給与や待遇と、実際に働いてみたら違うというトラブルもあるようです。
試用期間中は提示額よりも給与が少なかったり、自身の能力が会社が求める水準に達しておらず給与が下がってしまうなどいくつかパターンがあります。
面接時等に口頭で確認するだけでなく、書面でもしっかりと条件を提示してもらう方が良いでしょう。
理由③社風が合わない
朝礼では社訓を大きい声で唱和する、気合や根性が足りない等精神論が蔓延しているなどの体育会系の社風は合わないという人もいれば、そういった社風のほうが自分には合っていると思う人もいるでしょう。
どんな社風が良い、というよりは、自分に合っているのはどんな社風の会社なのかを事前に知っておくと転職先を探す際に合う合わないを判断できます。
理由④人間関係に問題がある
人間関係に関しては、実際に働いてみないと分からない事の一つなのではないかと思います。
重視したいのに働いてみるまでどんな人がいるのか分からないというのはなかなか厄介です。
具体的な対策としては、面接時に、職場見学が可能な場合はそこでできる限り確認すると良いでしょう。
また、業務内容と同様に、口コミ情報を事前に確認しておくことも有効な手段と言えそうです。
理由⑤前職のほうが良かった
転職後と転職前の職場を比べてしまうと、前のほうが良かったと後悔してしまうことがあります。
実際にひとつずつ細かく条件を比べてみれば、前の職場のほうが良かった部分も多少はあることでしょう。
ですが、前の職場からの転職を考えたということは何らかの条件が納得いかなかったはずです。
例えば給与面が不満で転職したいと感じたのならば、給与は前の職場よりも良くなる職場を探して転職をするなど、確実に良くなったと言える条件の職場に転職をすることが対策になります。
【参考データ】転職で後悔する人の割合や理由
転職で後悔する人の割合はどのくらいなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
厚生労働省がまとめている令和2年転職者実態調査の概況では、転職者のおよそ5割の人が転職に満足しているという結果だったようです。
また、転職に満足できなかった人の割合は1割程度という調査結果でした。
細かい項目別の満足度についても見ることができますので興味のある方はご自身でも確認してみると新たな発見があるかもしれません。
厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」より引用
転職後に戻りたいと後悔する人の特徴3選
ここからは、転職した後に後悔しやすい人の特徴についてみていきましょう。
特徴①他責思考の傾向が強い
他責思考というのは、物事を考える際、他の人や環境のせいにすることです。
問題が起こったときに、自分には非がなく、相手のせいでこうなったと考えるなどが他責思考に該当します。
この考え方で生きている人の場合は、どんなに環境を変えても、新たに問題と感じる出来事が起きると環境を変えようとなるので転職を繰り返しても解決にならない可能性があるでしょう。
特徴②自分が何を求めて転職するかを自分で分かっていない
自分のことが分かっていない人も、転職した際に後悔してしまうことがあります。
転職に何を求めているかを明確にせずに進めてしまうと、後からこんなはずではなかったと思ってしまいます。
なぜ転職しようとおもったのか、新しい転職先を決める際に優先順位をどこに置くのか、という部分をしっかりと決めましょう。
特徴③情報不足
転職する際に、新しい職場の情報を十分に知ることが出来ていなかった場合、後悔してしまうことがあります。
なぜなら、自分が希望する条件かどうかしっかりと調べ切れておらず、条件があっていない職場に転職してしまうかもしれないからです。
情報不足の場合は、しっかりと求人情報をチェックすることである程度は回避可能です。
また、転職エージェントを利用すれば、確認しにくいこともエージェントを通して聞くことが出来るため情報を集めやすくなります。
転職を後悔しない方法
転職で後悔しないためにやっておくと良いことをお伝えします。
転職エージェントに登録しておく
転職をするときは転職エージェントに登録を行うのがおすすめです。
ハローワークや求人誌、普通の求人サイトでは取り扱っていない求人もあったりしますので、選択肢の幅を広げるという意味でもうまく活用すると良いでしょう。
担当の方に転職の目的や目指している業種、雇用条件の譲れない部分などを伝えておけば条件に合いそうな求人をピックアップして提案してくれます。
また、応募書類をそろえておけば企業への応募を行ってくれたり、面接まで進むとその対策なども対応してくれます。
1人で悩みがちな人は登録しておくと心強い味方になってくれるのではないでしょうか?
もう転職して後悔している場合はどうすればよいか?
転職活動がうまくいき転職したものの、もう一度転職しようかどうか悩んでいるという人もいると思います。
そういった場合には以下のような部分を考えましょう。
転職失敗の理由を分析する
転職したけれど失敗してしまったと感じているのであれば、失敗と感じている理由を明確にしましょう。
焦って次の転職活動に入っても、また同じような理由から後悔してしまうかもしれません。
理由を明確にしたうえで、しっかりと対策をして転職活動に挑むことが出来れば同じような失敗は避けられます。
今転職に失敗したと感じている人こそ、まずは自己分析しましょう。
会社に求めていることを明確にする
自分の価値観から、どういった企業に就職したいのかを見極めましょう。
そうすることで、再度転職するとしても失敗と感じたり後悔したりする確率を下げることが出来ます。
例えば、稼ぎたいので多少残業がある職場のほうが良いと考える人もいれば、自分の時間を長く取りたいので基本的には定時で上がれる方が良いと考える人もいるでしょう。
人によって望む条件は変わります。ある人にとっては条件の合う居心地の良い職場でも、別の人にとっては違うということになります。
自分が理想としている条件に100%合致する求人はないとしても、優先したい条件だけは決めておかないと何度転職してもこんなはずではなかったという状況に陥りかねませんので気を付けましょう。
転職経験談
私自身は最初に就職した企業を2年で辞め、あわせて2回の転職をしました。
転職するたびに、より条件の良い企業を選ぶようにしていたので、転職したことを後悔したことは今のところありません。
一個人の経験ですので、参考になるのかどうかはわかりませんが、転職する際に気を付けた方が良いポイントについての個人的な意見を少しお話したいと思います。
自分を客観視して後悔しそうなシチュエーションについてを考えよう
転職をしたいと思ったとき、現状職場には何かしら不満がある事と思います。その部分をゆずれない優先事項として設定しておけば、転職で次の職を探すときに道しるべとなってくれます。
例えば、年間休日が少ないことに不満を感じて転職するなら、確実に今よりも年間休日日数が多い企業に就職するといった具合です。
これなら確実に前職からの不満を解決できるので、基本的に後悔する可能性が限りなく低くなります。
私自身は休日が少ないという理由と、正社員になりたいという理由で転職に踏み切ったこともあり、どんな職場で働きたいかという部分がかなり明確でした。
自身が不満を感じているのはどこなのかをはっきりさせると、自然と次に転職したい環境や条件が決めやすいので、自分の不満はどこなのかを見極めることが大切だと思います。
【まとめ】自分を知らなければ転職を繰り返すことになりかねない
これから転職をしようと思っているけれど、後から後悔しないか不安を抱えているという方も、自分の気持ちをしっかりと整理して転職活動に挑むことで後悔する確率は格段に下げることが可能だと思います。
せっかく決心した転職であるならば成功させたいと思うのが人の心理なのではないでしょうか?
自分の希望する条件をしっかりと洗い出し、事前に企業の情報収集をしておくことにより、成功したと思える確率は格段に上がります。
この記事が少しでもこれから転職をする方の参考になれば幸いです。