いつも部屋が散らかっている、片付けに関する書籍などを読んでも部屋が片付かない、そんな悩みを抱えていませんか?
私自身もそんな人間の一人です。
片付けに関する書籍を何冊も読んできましたが、大概の本には「まずは物を捨てて減らしましょう」といった内容が記載されています。
ところが、もったいないという気持ちが強い人の場合は、サラッと扱われてしまう物を減らすという部分でつまずいてしまい部屋が片付けられないという現象が起こってしまいます。
では、ものを減らすのが苦手な人間はどうしたら良いのでしょうか?
この記事では、もったいないという気持ちからなかなか物を減らすことができない人が、どうやったら物を減らせるのかについてを、私自身の実体験も踏まえてまとめました。
また、記事後半では物を減らすことができずに散らかったままでいるデメリットについてもまとめていますので、良かったら参考にしてみてください。
目次(クリックすると見出しへ飛べます)
【結論】売る・譲るという選択肢をとる
もったいないという気持ちが強いと、ものを手放すことが難しく片付けに支障が出ます。
では、物への想いが強い人が手放すためのハードルを下げるにはどうすれば良いのでしょうか?
私自身ももったいないという気持ちが強くて物を減らせないことが悩みの種でしたが、捨てるのではなく、売る・譲るという方法で減らしていくという方法が自分にはあっているという結論に至りました。
売る・譲ることのメリット
捨てると考えるとまだ使えるしもったいななどといった気持ちから思い切って捨てることができなくなってしまいます。
まだ使える物なら売る・譲るという手段をとれば自分が手放したとしても誰かが有効活用してくれるという安心感があり捨てるよりも手放すハードルを下げることが出来ます。
また、売った場合は多少お金にもなるので手放すことへの抵抗感が低くなる傾向があります。
売る・譲る場合のデメリット
フリマアプリなどで売る場合は出品から梱包発送まで全て自分の手で行わなければならないため、ただ捨てるよりも手間がかかってしまいます。
また、売れるまでは部屋に保管しなければならないためすぐに物を減らせるわけではありません。
譲る場合も、譲り先が見つかるまではフリマアプリ同様部屋に置いておかなければならずすぐには片付かないので今すぐに急ぎで部屋を片付けたい場合には、売ったり譲ったりという方法は向いていません。
片付けでものを減らすときにもったいないと感じてしまう理由
ここでは、物を減らすという段階でもったいなくて手放せないと感じてしまう理由について考えていきます。
購入時の金額が高かった
高い金額で購入したものは、やはり入手時に高かっただけに価値があると感じてしまい捨てることや手放すことに抵抗があると思います。
買うとき高かったのだから、その金額分の価値があると考えてしまいがちだと思います。
ですが、大抵の場合は時間と共に物の価値は下がってしまうと考えた方が良さそうです。
時間が経てば古くなりますので買った時には高かったとしても今となってはほとんど価値がないかもしれません。
そして何より、自分自身の好みも変わっていくものです。
何年も前に手に入れたものは、今本当に自分にとって手元に置いておきたいと感じられるものでしょうか?
今でも大事だし手元に置いておきたいと感じるのであればそれで良いのですが、もしも今の自分には必要ないと判断できるようであれば、その物は手放す方が良さそうです。
まだ使える物
壊れていてもう使用することが出来なければ悩まずに捨てることもできそうですが、ほとんど使っておらずまだ使える品をただ捨てるのは難しいと感じることが多いです。
自分では使わないけれどもったいないという気持ちがあるようであれば、やはり誰かに譲るという選択肢が心理的負荷が少ないです。
自分自身は不要だった物を手放すことが出来ますし、誰かの役に立てることができるのですからお互いにとっても良いことだらけです。
いつか使うかもと思ってしまうもの
今は使っていないけれど、いつか使う時がくるかもしれないと思い取っておいてあるものはなかなか捨てることが出来ません。
なぜならいつか使うかもしれないから。その気持ちはとてもわかります。
ですが、いろんな片付けの書籍にもよく出てくるフレーズな気もしますが「いつか」は割とやって来ないことが多いです。
仮にいつかがやってきたとしても、その時に必要になる以上の物量を保持している、というケースもあります。
もしもいつかがやっってきたらどうしようと不安になるようであれば、まずは保管している量を見直してみると少し物を手放すことが出来そうです。
売れると思うと捨てられない
いざ不用品を売ろうと思って相場を調べてみると思ったより高値で取引されていた、なんてこともあると思います。
そんな時、売れる=価値があると感じてしまい手放せないなんてことがあるかもしれません。
ですが、出発地点を思い出して欲しいのです。
なぜその物の売値を調べたのでしょうか?
自身が不要だと判断した物を手放す為に調査したはずです。
であれば、売値が高かったから持っておこうというのは本末転倒です。
手放そうと思ったら運良く高値で売れそうといういわばラッキーチャンスです。
悩まず、売ってしまうのが吉です。
もったいなくて捨てられないデメリット
もったいないという精神は、それだけを見ると美徳のような気もしてきます。
ですが、理由は何にしろ物を捨てられない、手放せないことには部屋は片付きません。
捨てられないと生じるデメリットについて考えていきます。
物が場所をとっている=お金がかかっている
一人暮らしなどをしている場合は賃貸住宅に住んでいる方も多くいらっしゃると思います。
物を多く所持している場合、その多くのものを置くスペースが必要になります。
物を置くスペースがたくさん必要ということは、それだけお金がかかっているということになります。
例えば一部屋分の手放せずにため込んだ物を所持している場合、本来であれば必要ない一部屋分の家賃も払い続けなければならないということです。
極端な例えにはなってしまいますが、一部屋分の物を手放せば一部屋分少ない賃貸住宅に住むことが出来ますので、確実にかかる費用が減ります。
実家暮らしだと実感しにくいですが物を多く所持しているということはお金がかかっているという認識で良いと私個人としては思っています。
物が多い部屋にいるとなぜか疲れる
物が多い部屋で活動していると疲れた気持ちになったりした経験はありませんか?
雑念が混ざってくるというか、片付けなきゃな、と無意識レベルで考えてしまっている気がします。
目的のものが見つからないのでイライラする
部屋が片付いていないデメリットはどこに何があるのかわからないことです。。
何か持っていたはずのものが必要になった時に、どこにあるのかが自分でもわからないのです。
どこにしまったかも覚えていませんし、散らかっているので探しても思うように捗らない上になかなか見つかりません。
散らかった部屋で物を探しているとイライラすることもあると思います。
探している時間も限りある人生ですのでもったいないです。
本当に片づけられない人にはノウハウが役に立たない
自分自身の経験からいうと、本当に散らかっている部屋には片付けのノウハウが役に立たないケースもあると思っています。
まず物が減らせないところで躓く
私のように本当に部屋が片付けられないタイプの人間は、物を減らしましょうという段階でつまずいてしまいます。
かれこれ何年もその段階を右往左往しています。
その一行で片付けられても困ってしまうのです。
それでも、現実問題として自分のペースでいいから減らせるものから減らしていくしかありません。
とはいえ、そもそも物が多いことが悪いかというと一概にそうとも 言えない気がしています。
普段は収納スペースにしっかり収まっていて使いたい時にどこに何があるかわかり取り出してこれるなら、物が多かったとしてもそれはそれで良いと思うのです。
さらに言うなら、散らかっていることを自分自身が問題だと感じていないのであれば、やはり大きく問題ではないしそのままでも良いと思います。
片付けなきゃという強迫観念に迫られているという状態もなかなかに心理状態としては良くない気がするので、まず自分を責めることは止めるところからスタートしても良いのかなと思っています。
そもそも片付けの本はそんなに散らかってない部屋を片付けているので参考にならない
声を大にして言いたくなることがあるんですが、その部屋、散らかっているとはいえませんよ?と思うような部屋がビフォアーで出てくるともはや自分の部屋との乖離が酷すぎて読む気にもなれません。
片付いている部屋を小綺麗にすることは私が求めている片付けのノウハウではありません。
どこから手を出したらいいのかわからない、途方に暮れる、そんな汚部屋を片付けてくれないと参考にはならないのです。
どうしてももったいない気がしてしまう時は 売る・譲る選択をすることで手放すハードルを下げてみる
片付けが苦手、と言うより物を減らす方法がわからないので何年も停滞している。そんな私のような方がいらっしゃったら、捨てるのではなく売ったり譲ったりといった方法も試してみてはいかがでしょうか?
私自身、部屋が片付いているとは言えませんが、売るという方法を選択肢に入れてからは少しづつものを減らすことが出来ています。
同じような悩みの方のものを手放す時の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。