就職して会社勤めをしているが働きにくさを感じる…
もしかして自分はHSPかもしれない。
そんな風に悩んでいませんか？
この記事では、HSP気質の方の特徴や、仕事をしたくないと感じた時の対処法についてまとめています。
また、HSP の方がどんな働き方を選んだら良いかについても記事の後半部分でまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
目次（クリックすると見出しへ飛べます）
HSPの特徴
さて、自分はHSPかもしれないと思っている方や、そうでない方がこの記事を読んでいるかと思いますので、簡単にHSPの特徴について触れていきたいと思います。
空気を読む能力が高く人の目を気にしすぎてしまう
HSPの特徴の一つ目は、空気を読む能力が高いことです。
HSP気質の人は、そうでない人と比べて空気を読む能力に長けていることが多く、それゆえに人の目を気にしすぎてしまう傾向があります。
もしも空気を読む能力が低ければ、気付きもしないようなことにも気づいてしまう為、空気が読めない人と比べとても周囲に気を遣ってしまいます。
その結果、普通の人よりも疲弊しやすいという特徴があります。
繊細・ストレスに弱い・騒音が苦手
HSPの特徴の二つ目は、繊細でストレスに弱いことです。
HSP気質の人は、五感が鋭いことが多く、強い匂いや光、大きい音などが苦手なことが多いでしょう。
私自身も自称HSPですが、大きい音が苦手でストレスを感じます。
気にならない人にとってはなんてことない音や光、匂いでストレスを感じるので、なかなか理解してもらうことが難しいというのも働きづらさに繋がります。
控えめ・自信がない
HSPの特徴の三つ目は、控えめな性格です。
HSP気質の人は、自分が自分がという感じの人は少ないと言えます。
良く言えば思慮深く、控えめな性格と言えますが、職場などでは「自信がない」とか、「積極性が足りない」などの評価に繋がってしまうかもしれません。
HSPの人が仕事をしたくないと感じる理由
HSP気質の人は、どのようなときに仕事をしたくないと感じるのでしょうか？
その理由についてまとめました。
感受性・共感性が高いので人間関係で疲れやすい
HSPの人が仕事をしたくないと感じる理由の一つ目は、人よりも感受性・共感性があるので人間関係で疲れやすいという点です。
人の気持ちを察する能力が高いため、少しの空気感や雰囲気の変化も敏感に感じ取ることが出来ます。
そのことが強みとして発揮できる環境であれば良いのですが、感受性が高いことにより、対人関係のストレスを感じやすいともいえるので、結果として多くの人と接すると疲れやすいなどの症状に繋がってしまうことがあります。
やることが多いと混乱して能力を発揮できない
HSPの人が仕事をしたくないと感じる理由の2つ目は、やることが多いと混乱して能力を発揮できない点です。
ひとつのことに集中して取り組むことが出来ない環境では、HSPの人は能力を生かしきれず周りの人からの評価も低くなってしまいがちで、そのことも気になりさらに能力を発揮できないという感じで悪循環に陥ってしまいます。
マルチタスクが苦手な傾向がありますので、そのことで上手く業務を進めることが出来ずに、自分には能力がないと感じてしまい、仕事をしたくないという感情に繋がることがあります。
職場の環境が合っていない（騒がしすぎるなど）
HSPの人が仕事をしたくないと感じる理由の3つ目は、職場の環境が合っていないことです。
例えば、大きな音を苦手としているHSP気質の人は、そばで同僚が怒られているような状況などでも精神的に動揺してしまい能率が落ちてしまうことがあり得ます。
大きな声で叱咤されている状況に出くわした場合は、怒られているのが自分ではなくても委縮してしまうこともあるでしょう。
そもそも、そのような環境の職場は、少々ブラックな雰囲気も感じますので、早めに自分には合っていない環境と判断して部署移動や転職を検討する方が将来的には生産性が高くなるのではないかと思います。
HSPの特徴を持つ人が仕事がしたくないと思ったときの対処法
HSP気質の方が仕事をしたくないと感じた時はどのように対処すればよいのでしょうか？
ここでは3つ紹介していきます。
自分の特性を理解する
対処法の1つ目は、自分の特性を理解するということです。
自分がどんなことが苦手なのか、そしてどんなことが得意なのかをしっかりと把握しましょう。
HSP気質の人が少ない場所では、どうしてもHSPの人の良さはわかってもらえず、理解を得られないまま無能だとが仕事が出来ないといった勝手な評価を受け、本人もそうなのだと思ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
自分のことをしっかりと理解し、得意な分野や環境で能力を生かせるようにしていくことが大切だと言えます。
特性を生かせる環境へ移る
対処法の2つ目は、特性を生かせる環境に移る事です。
例えば、騒がしい場所では騒音が気になってしまい集中力が落ちてしまうとしたら、その場所では本来の力を発揮できないということになってしまいます。
上司などと相談して改善してもらうことが出来るのであれば働き続けることを検討してみるのも良いかもしれません。
しかし、改善が難しいようであれば、環境を変えて自身の能力をしっかりと出せる環境に移る方が将来的に見ればずっと良いでしょう。
世間の目を気にしない
対処法の3つ目は、世間の目を気にしないことです。
HSP気質の人はどちらかと言うと少数派になるのではないでしょうか？
世間にはHSPではない人の考える当たり前で溢れているのに、世間の目を気にして当たり前に合わせてしまうと、HSPにとっては生きにくいと感じる環境で頑張るしかなくなってしまいます。
自分が少数派であることを認識し、多数決の意見には当てはまらないことがあるということを頭の片隅に置いておくだけでも少し気持ちが楽になると思います。
HSPが仕事を続けるための戦略【相性の良い働き方を見つけよう】
さて、ここまでではＨＳＰ気質の人の特徴や仕事をしたくないと感じてしまう理由について解説してきました。
それらを踏まえて、どのような仕事と相性が良いのか、また、相性が良い仕事の探し方についてを考えていきましょう。
フルタイム以外の働き方も検討する
HSP気質の人は、フルタイム以外の時短勤務やアルバイト・パートといった働き方を検討するのも良い選択肢と言えます。
理由としては、単純にストレスを感じる時間を短くすることが可能だからです。
長時間ストレスにさらされてしまうと、気持ちもすっかり落ち込んで回復にも時間が掛かったりします。
フルタイム以外の働き方も視野に入れれば、短い時間で働くということもできますので、条件的に可能であれば一度検討してみることをお勧めします。
なるべく人と関わらない仕事や一人でできる仕事を選ぶ
ＨＳＰ気質の人と相性が良い働き方としては、なるべく人と関わらずに一人で完結できるものが良さそうです。
具体的には、在宅勤務メインの仕事やクラウドソーシングでの仕事などが挙げられます。
周りの環境に左右されやすいという特徴がありますので、集中して業務を行えるような環境を整えることはかなり有効な手段となります。
1人でできる仕事にも色々と種類はありますので、自身が得意とすることの中から、人と関わらずに出来そうな業務を選択するのが良いでしょう。
【まとめ】ＨＳＰの人が仕事したくないと感じた時は自分にあった働き方を模索するタイミングだと捉えよう！
自分はもしかしてHSPかもしれないと感じる人は、たぶんHSPなんじゃないかなと個人的には思っています。
HSP気質の人はどちらかと言えば少数派となりますので、他の大多数の人を基準にしている社会では、なかなか理解されない悩みを抱くこともあるのではないでしょうか？
この職場は自分には向いていないなと感じた時には、その感覚を大事にしてほしいと思います。
HSPよりの感性を持っている場合は、その特性に合わせた環境で働く方が、無理して合わない職場で働き続けるよりもずっと気持ちが楽になる可能性があります。
なんだか最近精神的に疲れを感じるな、とか、職場の環境が合っていないと感じたら環境を変えてみるという手段も考えてみるというのはいかがでしょうか？
検討してみて、やはり今の職場に残るという選択もありだと思いますし、今よりもストレスを減らすことが出来そうと感じたなら、その感覚を信じて環境を変えてみるのもありです。
いろんな可能性を模索するとしっくりくるものが見つかるかもしれませんので、まずは調べてみるという行動をとるのが良いかなと思います。