もしかしてそんな風に悩んでいたりしませんか?
私自身もHSPだという自覚があり、会社員時代はつらいと感じるときも多かった記憶がありますが、働き方を変えてみたら精神的にかなり楽になりました。
この記事では、HSPである私の経験も踏まえつつ、なぜHSPの人には正社員や会社員といった働き方が向いていないのかという理由や、具体的な対策についてまとめています。
すべての人に当てはまるわけではないとは思いますが、よかったら参考にしてみてくださいね。
目次(クリックすると見出しへ飛べます)
そもそもHSPとは?
HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字で、訳すと感受性の強い人という意味です。
環境からの情報に敏感で、大きい音や強いにおい、いつもと違う事柄などに対して強く影響を受けてしまいやすい人のことをHSPと言います。
上記の内容に当てはまるなと感じる人は、もしかするとHSPかもしれません。
実際のところHSPの方は正社員に向いてないのか?
さて、いきなり本題ですがHSP気質の人は正社員に向いていないのでしょうか?
結論としては、HSPの人全員が正社員や会社員に向いていない訳ではありません。
私個人の意見としては、性格や特性にマッチした職場であれば、HSP気質の人であっても正社員や会社員として活躍していくことは十分に可能だと考えています。
ですが、本人が向いていないと感じている場合は、向いていない可能性が高いと思います。
向いていないというよりは、環境があっていないという言い方のほうが適切かもしれません。
もしも自分自身が正社員や会社員という働き方が向いていないかもしれないと感じているのなら、ほかの働き方を検討するというのも一つの手だと思いますので検討してみましょう。
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由5選
ここからは、HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由5選を見ていきましょう。
1.環境からの影響が大きい
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由の一つ目は、環境からの影響が大きい点です。
HSP気質の人は、その特性上環境からの影響をとても受けやすい人が多い傾向があります。
会社の環境によっては周囲の雑音が気になってしまったり、自分ではなくても近くで誰かが叱責されたりしているとストレスに感じてしまいやすく仕事に集中するのが難しいこともあるでしょう。
結果として、本来の力を発揮できなかったりパフォーマンスが落ちてしまい、周囲の人からの評価は低くなってしまいますのでもったいない状態となってしまいます。
2.自分のペースで行動することができない
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由の二つ目は、自分のペースで行動することができないことです。
会社員として働いている場合、どうしても急がなければならない場面などもあるかと思います。
しかし、HSPの人にとっては急がなくてはいけないという状況が気になってしまい作業に集中できなかったり、焦ってしまったりとミスに繋がる大きな要因となります。
落ち着いて作業ができれば出来ることも、急がなくてはいけないという状況下では難しく、向いていないと感じてしまう可能性が高くなります。
3.HSPではない人達を基準としたルールに馴染めない
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由の3つ目は、HSPではない人達を基準としたルールに馴染めない点です。
会社のルールの多くはHSPではない人たちを基準に設定されていると言っても過言ではありません。
その為、場合によってはHSPの人にとっては耐えがたい事柄も出てきてしまい、結果として正社員が向いていないと感じてしまう要因となってしまうかもしれません。
4.人間関係での悩みを抱えやすい
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由の4つ目は、人間関係での悩みを抱えやすいことです。
人からの目を気にしやすいほか、他人の意見を尊重して自分は二の次にしてしまう傾向がありますので、普通の人よりも人間関係での悩みを抱えることが多くなってしまいます。
人間関係の悩みと言えば、職場での悩みの上位に入る物ではありますが、HSP気質である場合は、さらにその確率が高まってしまいます。
5.責任やプレッシャーがつらい
HSPが正社員・会社員に向いていないと感じる理由の5つ目は、責任やプレッシャーがつらいことです。
普通の人でも過度な責任やプレッシャーがある場合は、仕事が辛いなと感じてしまったりするのではないでしょうか?
HSPの人の場合は、人一倍感受性が豊かで責任を感じやすい傾向がありますので、抱え込んでしまい深刻な悩みとなってしまうケースもあります。
正社員・会社員に向いてないHSPの働き方対策
HSP気質の人が正社員・会社員に向いていないと感じた時、どのようにしたらよいのでしょうか?
こちらでは対策についてをまとめてみました。
HSPとしての自分の特性を理解する
正社員・会社員に向いてないHSPの働き方対策一つ目は、HSPとしての自分の特性を理解することです。
一言にHSPと言っても、人によって何が苦手かという部分は異なっているのではないでしょうか?
まずは、自分がどのような状況や環境を苦手としているのか、強みを生かすにはどんな環境に身を置けばよいのかを自分自身がよく理解しておく必要があります。
そうしないと、仮に改善しようと転職活動や部署移動願いなどの行動を起こしても現状と変わらない環境や職場を選んでしまうということも考えられますので、運が悪いと向いていないと感じる職場を渡り歩くことになってしまいかねません。
自分の強みを生かせる環境に身を置く
正社員・会社員に向いてないHSPの働き方対策二つ目は、自分の強みを生かせる環境に身を置くことです。
HSPの方が現状の職場が向いていないと感じている場合は、環境があっていないことが理由として考えられます。
環境があっていない場合は、環境を変えるという方法が一番早く確実です。
もちろん、ほかの方法もあるかとは思いますが、たいていは自身が無理をしたり我慢したりすることにより何とかだましだまし頑張るという方向になりがちなのではないでしょうか?
HSPの特性を生かせる相性の良い仕事の特徴
自分のペースでできる
HSPの特性を生かせる相性の良い仕事の特徴の一つ目は、自分のペースでできることです。
焦るとパニックになってしまいうまく物事を処理できない傾向がありますので、せかされることが多いような職場や職種はHSP気質の人にとって相性が良いとは言えません。
逆に、丁寧さや正確さを求められる仕事であればその能力を十分に発揮することができる可能性があります。
自分のペースで、落ち着いて進めることができる仕事は、相性が良い仕事と言えそうです。
静かな環境でできる仕事
HSPの特性を生かせる相性の良い仕事の特徴の二つ目は、静かな環境でできることです。
大きな音や強いにおいといった周囲の環境に敏感はHSPの人にとっては、騒音がひどく騒がしい場所や、頭が痛くなるほどの強い臭気がある場所はパフォーマンスが落ちてしまうのでお勧めできません。
基本的に静かな場所での業務が確実な職種や仕事を選ぶことが大切と言えます。
人間関係の悩みが少ない
HSPの特性を生かせる相性の良い仕事の特徴の三つ目は、人間関係の悩みが少ないことです。
HSPの人は、人一倍人間関係についての悩みを抱えやすいので、多くの人間とかかわりチームで仕事を進めるような業務は悩み事が多くストレスを感じてしまうでしょう。
なるべく対人折衝能力が求められないような仕事や職種、部署をしっかりと見定めて選べるとストレスを軽減できます。
【まとめ】HSPで正社員や会社員が向いていないと感じたら自分の感覚を信じて環境を変える
HSP気質の方でも、正社員や会社員としての働き方で活躍できる場合は十分あります。
もしも現状の仕事や職場が自身が向いていないなと感じていたり、ストレスを感じて大変だなと思ったりしている場合には、HSPという特性に合っていない環境で働いているということかもしれません。
もちろん、それ以外の可能性もありますから一概には言えませんが、環境があっていない場合には、環境を変えることで解決することもありますので、頭の片隅に置いて覚えておいても損はありません。